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身近な法律問題

法律問題のインターネット検索の「こつ」

あなたが、ある法律問題について調べたいとします。

 例えば、交通事故の後遺症の問題かも知れません。
 また、離婚や不貞の相手方や婚姻予約破棄の慰謝料かも知れません。

 このときに「こつ」があります。

 YahooやGoogleなど検索エンジンで検索すると、いわば「素人」の作成しているホームページがヒットします。
 司法書士(厳密にいえば制限された法律家です)や行政書士(法律家ではなく素人です)のホームページです。

 一般的な法律を引用したり、法律の解釈についての記載は、あまり「間違い」はありません。
 おそらく、他文献の「引用」ですから、あまり「間違い」ようはありません。

 しかし、裁判所における、離婚や不貞の相手方や婚姻予約破棄の相場など、司法書士や行政書士が知っているはずはありません。交通事故の慰謝料(入通院慰謝料・後遺障害慰謝料)と異なり、そう頻繁にある事件ではありませんから、弁護士でも「大体このくらい」「交通事故と違って多くはないから、担当する裁判官の考えで大きく違いますよ」「ただ、こちらは、自分に有利な判例を引用しておきましょう」程度の答えとなります。
 司法書士や行政書士のホームページに記載されていたら、「まゆつば」ものです。多くは、判例を引用しているか、当てずっぽうでしょうが、判例は「特殊事案」の判例かも知れません。判例雑誌に「○○について高額な慰謝料の認められた事例」というタイトルの判例は結構あります。

 ということで、キーワードを「離婚」「慰謝料」とすると、司法書士や行政書士のホームページにあたってしまう可能性がありますから(えてして、無茶なSEO対策をしていたりする行政書士のホームページは多いです)、キーワードに「弁護士」を加え、「離婚」「慰謝料」「弁護士」として検索していただくことをお勧めします。
 「弁護士」というキーワードを加えても、代金がかからないことは同じですし、より正確な情報が得られます。
 なお、「弁護士」と加えても、司法書士や行政書士のホームページがヒットすることがありますが、そのようなページはパスをして、検索順位が下位でも、弁護士のサイトを見るのが正解です。

 なお、債務整理系の事件、140万円までの訴訟・交通事件は、司法書士も扱えますし、内容のあるホームページもあります。
 債務整理系の事件(過払金が140万円まで)や、訴額が140万円までの訴訟・物損などの交通事件の場合は、「キーワード」+「弁護士」+「司法書士」と加えればよいことになります。

西野法律事務所
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