旅・交通 バックナンバー2/2
「ホテル未定」の格安ツアーの落とし穴
私は、ツアー参加ではなく、立地の良さを考え、航空券とは別にインターネットでホテルを予約し、1人で宿泊していました。
あまり、具体的な国名や都市名は記載しませんが(最後まで読めばわかります)、日本人女性2人連れが、ロビーで現地添乗員さんに猛抗議しているのを見ました。
具体的には、案内されたホテルが、シングルやセミダブルベッドの部屋は全くなし、84部屋がダブルベッド、ツインは22部屋しかないというホテルですから、ツインが余っているはずがありません。
ダブルベッドルームを指定され、「ダブルは嫌だ」「かえてほしい」という「もっとも」な抗議です。
「ホテル○○・△△・□□ホテルまたは同等クラス」と記載されていならば仕方ないですよね。
現地添乗員さんも、同じ事を言っていました。
くだんの女性たちは、エレベーターの中でも、さんざん文句を言っていました。
駅近で駐車場がなく、新しく清潔で、設備やアメニティーも至れり尽くせり、全室無料インターネット完備、値段も高く、 「偽装ラブホテル」などではなく、完全なシングルユース前提のビジネスホテルのようでした。
「同等クラス」どころか、設備も値段も、1ランクも2ランクも上です。
もちろん、私のようにシングルユースは問題ないですよね。
彼女たちはどうしたのでしょうか。
一人が横になるだけの長いソファーはありません。
あまり「ホテル未定」に参加はしない方がいいかもしれません。
航空会社は「こっそり聞けば」「大体の所」を「教えてくれます」。最終旅程表にも明記されています。
ホテルは、「その日になっても」「誰も」「わからない」ということが往々にしてあります。
女性2人、男性2人がダブルベッドルームということは往々にしてあります。
旅なれた人なら、「はずれをひけば」自力で他のホテルを探すのは難しくありませんが、深夜到着なら、いかんともしがたいでしょう。
くだんのケースでは、1人は「汗蒸幕」で夜を明かしたかもしれません。