旅・交通 バックナンバー2/2
リニアモーターカー
新幹線の目的は、大都市間の移動時間を短縮するためにあるので、途中駅での停止など「もってのほか」でしょうね。
東海道新幹線は、各地方自治体に配慮をして線路が引かれてい蛇行しているため、これ以上の高速化は難しいといえます。
リニアモーターカー自体は既に営業運転をしています。
上海の浦東国際空港駅と、地下鉄2号線「龍陽路駅」間の30キロを、営業最高時速430キロ、おおよそ7分で結んでいます(「上海磁浮列車」「Shanghai Maglev Train」)。もつとも、最高速度は昼間のみ、夜間は遅く運転をしています。
揺れて乗り心地が悪いとかという心配はありません。
ドイツの技術で構築されたリニアモーターカーで、ドイツでは、リニアモーターカーの事故もありましたから、安全かどうかには、若干「?」がつきますが・・
もっとも、値段はリーズナブルですし、地下鉄2号線は、大ターミナル「人民広場駅」に停車しますから、たいていのホテルなら地下鉄移動できますし(ただ、上海の地下鉄は、エレベータが設置されていないのが原則ですから、重い荷物がある場合は難儀します)、「龍陽路駅」には、タクシーが列をなしていますから、そこでタクシーに乗り換えるのが賢明です。
ちなみに、リニアモーターカーといっても通じません。マグレブ(Maglev。magnetic levitation。時期浮揚電車)といわなければなりません。
中国の伝統でしょうか。優等電車に乗るときには、専用待合室で待たされ、時間になると、電車に乗れます。出発のベルは鳴りません。
オーストリアからの団体さんが、単に乗車だけのために「上海磁浮列車」に乗車していました。
中国人のガイドが、ドイツ語で「ここで降りないでください」と叫んでいました。
シンガポール航空で、チューリヒに行ったとき、CAがドイツ語で案内をしていたのですが、中国人のしゃべるドイツ語には、若干違和感があります。英語をしゃべれる中国人の英語は流暢ですが・・
オーストリアからの団体さんは、空港へもいかず、単に、往復したんでしょうね。
上海万博に行かれる方は、一度、乗車されたらいかがでしょう。