旅・交通 バックナンバー1/2
エアアジアX
エアアジアというマレーシアのLCCの関連会社です。
羽田線は、オーストラリア、インド、台湾、中国、イギリス、韓国の6か国、11路線に次ぐ、7カ国目、12番目の路線となるとのプレスリリースでした。
運賃は、片道1万円から2万5000円です。
片道1万円は安いでしょうが、片道2万5000円は、高いとみるか、安いと見るかですが、クアラルンプールが目的地までの旅行客がどれだけいるかということになります。
LCCに乗継ぎの保証はありません。
LCCのビジネスモデル以前の通常の航空会社(レガシーキャリアともいいます)は、自社の航空機の遅延の場合、乗継ぎ便の出発を遅らしたり、他社の便に振替えたりしてくれるのが普通です。
通常の航空会社も、厳密にいえば、そこまでの約束はしていないのですが、現実には、してくれると期待できます。信用問題もありますから。
なお、LCCには、そんなサービスはありません。コストが異常に高くなってしまいます。
クアラルンプール発・羽田行き
出発/到着予定時刻:14:40/22:30
運航日:火、木、日
出発地および到着地:羽田発・クアラルンプール行き
出発/到着予定時刻:23:45/06:30
運航日:火、木、日
この日程なら、日本からついた日はクアラルンプールで一泊、帰る日は、どう考えても、ほぼ0時ですから、遅延のため乗遅れということは考えにくいですね。
クアラルンプールはハブ空港で、エアアジアやエアアジアXは、ASEAN諸都市、オーストラリアなどに飛んでいます。
アラルンプール国際空港のローコストターミナルは、まさに「掘っ建て小屋」ですから、時間をつぶすのに苦労するかも知れません。
おんぼろバスで、本来の空港(KLIA)に行けます。クアラルンプール国際空港は、日本の建築家である黒川紀章の設計による立派な空港です。
比べてみれば、差は歴然としています。
LCCのお約束で、羽田空港で駐機しませんね。駐機料が高いからです。
また、片道7時間というフライトで、1時間15分で折返すというのもすごいですね。
機内清掃は、客室乗務員も手伝ってします。
運航機材はエアバス社A330-300です。
長距離は、エアバス社A330-300に統一して、メインテナンスのコストを下げたり、パイロット、副操縦士など、多くを雇う必要はなくなります。
機内サービスは、すべて有料です。
機内食は予約時に事前申込み
機内販売-軽食、スナック、免税品などです。
これも、LCCのお約束です。あまり、有料のものは注文しませんから、清掃の時間も少なくなり、1時間15分で折返すという「芸当」ができるようになります。
基本的にインターネットでの予約、ごく一部は旅行会社に流すそうです。
インターネットで全席予約というLCCが多いのですが、パックの日本人旅客に配慮したのでしょう。
アズラン・オスマンラニ最高経営責任者(CEO)が「日本人にはエキゾチックな(東南アジアの)島に是非来て欲しい とのことです。できれば、乗継ぎではなく、マレーシアにお金を落としてほしいでしょう。
クアラルンプールランカウイ島、ペナン島、パンコール島、ティオマン島、レダン島、インドネシアと地続きのコタキナバルなどがあります。
もちろん、マレーシアの人も日本への関心が高く手ごろな価格で来日できますね。
ただ、飛行機代が安くても、日本の物価は高いので、そう簡単に観光には来られません。