旅・交通 バックナンバー1/2
羽田空港「再」国際化
その昔、東京から海外へ行く場合、成田空港ではなく羽田空港でした。
なぜでしょうか。
平成20年10月から、羽田空港に新ターミナルビルができるそうです。
新ターミナルにあわせ平成20年21日に、4本目のD滑走路の供用が開始されます。
今は、ソウル(金浦空港)、北京(首都空港)、上海(虹橋空港)、香港の定期チャーター便(「定期」と「チャーター」、言葉自体が矛盾している感じがしますね)にしか飛んでいません。
これらの便が「定期便」化します。
また、平成22年10月からは、台湾の台北(松山空港)、バンコク(スワンナプーム空港)、シンガポール、コタキナバル、クアラルンプールなどの東南アジア、ホノルル、ロサンゼルス、デトロイト、サンフランシスコ、ニューヨーク(JFK空港)、パリ(シャルルドゴール空港)にも定期便が運行されます。
日本人旅行者にとって便利です。
首都圏に住んでいる人だけでなく、他の地域の人にとっても朗報です。
成田空港に国内線を飛ばしているのは、伊丹空港、千歳空港などわずかです。また、ちょっとやそっとで、伊丹・成田の飛行機はとれません。
羽田空港で、国内線から国際線に乗り換えられれば便利ですね。
関空なら、ロサンゼルス、デトロイト、サンフランシスコ、ニューヨークを除いて直行便がありますが、他の地方の人は、どうしても羽田経由になってしまうかも知れません。
また、東京都心に近い新しい玄関口の「再」オープンに、日本を訪れる外国人観光客らの増加につながると期待が寄せられています。
成田空港の「悪評」は嫌というほど聞きます。
ちなみに、外国人向けの観光情報センターのスタッフは英語しか話せませんでしたが、4月から中国語、韓国語にも対応するそうです。
ところで、成田空港や近隣自治体の人たちは「おもしろかろうはずはない」のでしょうが、反対の声は、あまり聞かれません。なぜでしょうか。