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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

ワクチン接種で7~8月、「高齢者10万人以上の感染」を抑制・厚生労働省試算

 厚生労働省は、新型コロナウイルスのワクチン接種が進んだ効果で、65歳以上の高齢者の感染が、令和3年7~8月に10万人以上抑制できた可能性があるとの試算をまとめ、令和3年9月8日までに開かれた感染状況を分析する助言機関の会合で報告ししましたた。

 死亡者数は8000人以上減少させた可能性があるとしています。

 厚生労働省は、ワクチン接種が進んでいない65歳未満の感染者数の増加率を基に、高齢者の接種が進まなかった場合の7~8月の感染者数を推計しました。

 令和3年7月の高齢者のワクチン接種がない場合の推定感染者数は2万7000人、令和3年8月は11万人でした。
 実際の感染者数は、令和3年7月が5900人、令和3年8月は2万4000人で、4分の1未満に抑えられました。

 死亡者数は7月と8月に、それぞれ1600人、6800人減ったと試算されました。

 また、感染状況を分析する助言機関助言機関は、全国の感染状況について、「ほぼすべての地域で感染者数の減少が続いているが、重症者数は高止まりで医療提供体制が厳しい局面は継続している」との見解をまとめました。

 全国の令和3年9月1~7日の新規感染者数は10万人で、1週前の14万人から大幅に減少しています。

 その理由について、同助言機関座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は記者会見で、「気温の低下、ワクチン接種が進んできたことなど、複数の要因が考えられる」と述べました。
 ただ、ワクチン接種による感染防止が圧倒的な理由だと思います。
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