2018年バックナンバー
雑記帳
ビジネスホテルの温泉
日本各地に天然温泉がありますね。
日本人に生まれてよかったと実感します。
最近、都市部でも、ドーミーインとかアパホテルなど、「天然温泉」を名乗るビジネスホテルが増えています。
誇大広告ではありません。
「温泉法」という法律があります。
2条(定義)には以下のとおり定められています。
「 この法律で『温泉』とは、地中からゆう出する温水、鉱水、及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く)で、別表に掲げる温度又は物質を有するものをいう。」
「別表
一 温度(温泉源から採取されるときの温度とする。) 摂氏25度以上
二 物質(左に掲げるもののうち、いずれか一)
物質名 含有量(1キログラム中)
溶存物質(ガス性のものを除く。) 総量1000㎎以上
遊離炭酸(CO2) 250㎎以上
リチウムイオン(Li+) 1㎎以上
ストロンチウムイオン(Sr++) 10㎎以上
バリウムイオン(Ba++) 5㎎以上
フエロまたははフエリイオン(Fe++,Fe+++) 10㎎以上
第一マンガンイオン(Mn++) 10㎎以上
水素イオン(H+) 1㎎以上
臭素イオン(Br-) 5㎎以上
沃素イオン(I-) 1㎎以上
フッ素イオン(F-) 2㎎以上
ヒドロひ酸イオン(HAsO4--) 1.3㎎以上
メタ亜ひ酸イオン(HAsO2) 1㎎以上
総硫黄(S)(HS+ + S2O3-- + H2Sに対応するもの) 1㎎以上
メタほう酸(HBO2) 5㎎以上
メタけい酸(H2SiO3) 50㎎以上
重炭酸ソーダ(NaHCO3) 340㎎以上
ラドン(Rn) 20(百億分の1キユリー単位)以上
ラヂウム塩(Raとして) 1億分の1㎎以上」
2条(定義)には以下のとおり定められています。
「 この法律で『温泉』とは、地中からゆう出する温水、鉱水、及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く)で、別表に掲げる温度又は物質を有するものをいう。」
「別表
一 温度(温泉源から採取されるときの温度とする。) 摂氏25度以上
二 物質(左に掲げるもののうち、いずれか一)
物質名 含有量(1キログラム中)
溶存物質(ガス性のものを除く。) 総量1000㎎以上
遊離炭酸(CO2) 250㎎以上
リチウムイオン(Li+) 1㎎以上
ストロンチウムイオン(Sr++) 10㎎以上
バリウムイオン(Ba++) 5㎎以上
フエロまたははフエリイオン(Fe++,Fe+++) 10㎎以上
第一マンガンイオン(Mn++) 10㎎以上
水素イオン(H+) 1㎎以上
臭素イオン(Br-) 5㎎以上
沃素イオン(I-) 1㎎以上
フッ素イオン(F-) 2㎎以上
ヒドロひ酸イオン(HAsO4--) 1.3㎎以上
メタ亜ひ酸イオン(HAsO2) 1㎎以上
総硫黄(S)(HS+ + S2O3-- + H2Sに対応するもの) 1㎎以上
メタほう酸(HBO2) 5㎎以上
メタけい酸(H2SiO3) 50㎎以上
重炭酸ソーダ(NaHCO3) 340㎎以上
ラドン(Rn) 20(百億分の1キユリー単位)以上
ラヂウム塩(Raとして) 1億分の1㎎以上」
ということで、温度は「温泉源から採取されるときの温度」が25度C以上あれば、どんな湯でも「温泉」です。
また、近くに火山などなくても、1500mぐらい掘削してポンプでくみ上げているところが多いそうです。地下では、深くなるほど温度が上昇し、100mごとに温度が約3度ずつ上昇しますから、100mの地下では45度Cとなるため、温泉の基準をクリアし、みごと温泉として認定されることになります。
極端な話、東京や大阪のど真ん中でもいい訳です。
また、上記の成分を含んでさえすれば、温度は、何度でも構いません。
あとは「いい湯加減」という温度に暖めたり、さましたりして、浴槽に入れればいいわけです。
あとは「いい湯加減」という温度に暖めたり、さましたりして、浴槽に入れればいいわけです。
案外「温泉」を名乗るハードルは低そうです。
昔は、地下のボーリングなど考えられず、もともとの湯温が高いとこのみ、温泉街となっていたのでしょう。
ドーミーインとかアパホテルは、温泉法に合致する成分のある大浴場を「温泉」、温泉法に合致する成分のないものを「大浴場」とうたっています。