西野法律事務所（法律問題のことなら大阪 弁護士会・西野法律事務所にご相談下さい)

　芸能人が、慰謝料何千万円で別れたという週刊誌の報道がありますが、厳密に、慰謝料が数千万円ではなく、財産分与、養育費一括、あるいは、解決金の合計が数千万円ということです。

 

　交通事故で命を落としても慰謝料は２０００万円から３０００万円とまりですから、離婚することによる慰謝料は、死亡に比べずっと安いです。

 

　暴力にせよ、不貞にせよ５００万円くらいが上限と考えれば目安になります。暴力の場合は、しょっちゅう病院に治療に行くことを余儀なくされた暴力が何年も続いた場合、不貞の場合は、例えば、医師やパイロットという高収入の夫に裁判離婚させられたという場合などです。

 

　通常、１００万円から２００万円くらいが多いですね。

 

　ちなみに、私が直接扱った例では、暴力５００万円、不貞５００万円、解決金２５００万円が最高です。

 

　なお、本来、自らが不貞をした有責配偶者から離婚をお願いする場合は、解決金として数千万円支払うことは珍しくありません。

 

　愛人との間に子どもができた。子どもを嫡出子にしたいから、どうしても離婚したいという場合は、結構、足元をみられます。