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外国事情 バックナンバー2/2

矛盾?

ホノルル国際空港からでてきた新婚さんなどを、外国人のテレビタレントなどがインタビューするという番組がありました。

 「Can you speak English ?」と聞かれると、「No, I can't」と答える日本人が多いんですよね。

 もちろんこれは、矛盾しています。
 聞いた英語の意味も理解していますし、答えも「立派な」英語です。
 「英語が話せない」というのがおかしいので、本来は「Yes,but a little」なんでしょうね。

 例えば、日本人が「Koennen Sie Deutsch sprechen ?」(ドイツ語は話せますか?)と聞かれたら、通常は、「きょとん」としているでしょうね。場所がフランクフルト国際空港なら「No german! no german!」あるいは「ドイツ語ノー、ドイツ語ノー」と答えるでしょう。
 「Nein, Ich kann nicht Deutsch sprechen.」とドイツ語で答えると、「ふざけるな」というところでしょう。


 私がドイツに留学していたときに、ドイツ人の団体とツアーに行くことがありました。
 ドイツの若い人は、大抵流ちょうな英語をしゃべりますから、私を見た添乗員は、私に「English or German?」と聞いてきます。
 私一人のためにドイツ語と英語の説明をするのは面倒ですから。
 もっとも「Koennen Sie Deutsch verstehen ?」と聞いてこないのは、日本人がドイツ語を話すと言うことが通常考えられないからなんでしょう。

 私は、やはり関西人ですから、「うけ」をねらいます。
 「Deutsch ist genug」(ドイツ語でお願いします)では月並みすぎます。

 日本語で言えば「どちらでもいいですよ。どうせ、英語もドイツ語も分かりませんから」という意味で「 For me equal. I can understand neither english,nor german.」「Sowieso gleich. Ich kann nicht Deusch verstehen,auch nichit Englisch verstehen. 」と続けて話すと、添乗員だけでなく、耳をそばだてていた他の旅行客も「大笑い」になります。
私が、これまでうけた「持ちネタ」の1つです。

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