トリビア バックナンバー 2/2
英語のよくある誤解
「yes」の訳をみると「はい」「いいえ」の2つの矛盾する訳語がのっています。
「no」の訳をみると「いいえ」「はい」の2つの矛盾する訳語がのっています。
何で、こんな事になるのでしょう。
否定疑問文に対する、英語と日本語の考え方の相違ですね。
否定疑問文で聞かれた場合、結論文が否定形なら、英語では「no」日本語では「はい」になり、結論文が肯定形なら、英語では「yes」になり日本語では「いいえ」になります。
ですから、「yes」の訳をみると「はい」「いいえ」の2つの矛盾する訳語がのっていて、「no」の訳をみると「いいえ」「はい」の2つの矛盾する訳語がのっていることになります。
ある程度英語が話せる日本人でも、とっさに聞かれると「yes」「no」を逆に答えたりすることがあります。他の日本人の目の前で恥をかかされたと言って、「最初から、否定疑問文なんかで聞くなよ」と「逆切れ」する人もいます。
日本人は、程度の差こそあれ、中学からしか英語を勉強していない人には、どうしてもそういう傾向にあるからりますから、間違っても「no ploblem」と思うのですが・・
また、「come」にも「行く」と「来る」の2つの矛盾する訳語がのっています。
一般に「行く」というとき、自分が相手方から離れていくときは「go」をつかいますが、自分が相手方に向かうときは「come」を使います。「I'm coming!」といえば「今、行き~ます」ということですね。
これは、あまり恥をかくことがありません。
あと、間違いやすいのが「Would you mind 」ですね。
どうしても、「Would you mind I opened the window?」と聞かれると、「Yes,Please」と答えるか、「Yes」と言いながら、手を差出すか、自分で窓を開けてしまいます。
まあ、頼んだ相手としてはびっくりしますが、影響はありません。
誤解したまま、一言「No」と言ってしまうと気まずくなりますが・・
でも、電話で話しているわけではありませんから、ジェスチャーで言わんとすることはわかります。
あまり気にしすぎで、何もしゃべらないと言うのが最悪です。