トリビア バックナンバー 2/2
白鵬、朝青龍、琴欧洲の共通点
この3名の共通点は?
もちろん、外国人ですね。
ただ、モンゴル人とブルガリア人です。
白鵬、朝青龍は、外見からして日本人といって通じないこともないですが、琴欧洲は、いわゆる白人です。
3名には意外な共通点があります。本名がキリル文字で書かれています。
まず白鵬をみましょう。
本名は Мнхбатын Даваажаргал(ムンフバト・ダヴァジャルガル)です。
朝青龍の本名は、Долгорсрэнгийн Дагвадорж(ドルゴルスレン・ダグワドルジ)です。
琴欧洲の本名は、Калоян Стефанов Махлянов(カロヤン・ステファノフ・マハリャノフ)です。
すべて、漢字やラテン文字と違います。
白鵬や朝青龍は、モンゴル人ですから、漢字を使っていても不思議ではなさそうですが、漢字文化圏ではなく、独特のモンゴル文字があるそうですが、現在使用されているのはキリル文字です。
キリル文字で有名なのは、ロシアですよね。
昔、モンゴルは、ソビエトの影響下にあったので、キリル文字を使います。名前ももちろんキリル文字です。
琴欧洲のブルガリアは、ロシアと同じスラブ系(ゲルマン系やラテン系ではありません)ですから、キリル文字を使います。スラブ系でも、ラテン文字を使う国はありますが・・
外国に行って、文字が違うとパニックになります。
ラテン文字が併記されていないと、なんと読んでいいのかわかりません。
近いところではハングル、あと、タイ文字、ギリシャ文字、アラビア文字などなど・・もっとも、ギリシャ文字は読みはわかりますから「まし」ですが。
もっとも「漢字」は、文字が多すぎて「クレージー」という外国の人もいます。
確かに、表音文字でなく、表意文字は少数派ですね。
人口からしたら、中国のおかげで、表示文字を使う人の割合は結構大きくなります。