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自画像
美術館にいくと、画家の「自画像」が展示されていることがあります。
自画像は、画家自らを対象とした肖像画のことです。
自画像は、画家自らを対象とした肖像画のことです。
写真が普及した時期以降は、画家を撮影した写真により、画家のがどんな顔であったかがわかります。
しかし、写真が普及する前は、自画像が残っている画家、あるいは、他の画家が別の画家を描いた絵画がないと、画家自身が、どんな顔をしていたかわかりません。
自画像を残している画家としては、レオナルド・ダ・ビンチ、デューラー、レンブラントなどが有名です。
一般に、絵画は、風景画、静物画、宗教画、人物画・肖像画などのジャンルに分類されます。
画家は、通常、ある特定の依頼主から依頼されて描くか、描いた絵を売却する目的で描くことになります。
風景画、静物画、宗教画などは、依頼されて描くこともありますし、描いた絵を売却することは可能です。
ただ、人物画・肖像画は、依頼されて描く場合、描かれる人物は、依頼者本人、あるいは、依頼者の家族・友人などで、全くの第三者に売却目的で描くことは想定されていません。
自画像は、画家自身を描くわけですから、依頼者はいません。全くの第三者への売却も想定されていないでしょう。
ラファエロのように多数の人物画に自画像を紛れ込ませる画画もいますし、フェルメールのように「後ろ向き」の自画像を描く画家もいます。
自分の客観視を通じた技術の向上などを目的とするものと考えていいのかも知れません。
少なくとも、営利の目的は少なそうです。
美術館に行ったとき、人物画・肖像画のうちに、どの程度、自画像が含まれているか考えられることもいいかもしれません。
統計はありませんが、実感からして「ごくごく」わずかです。