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2012年バックナンバー

上下左右

鏡は「左右」は逆になりますが、「上下」は逆になりません。
 少なくとも、私は、そう思っています。

 どうも、その前提が誤っているようです。

 鏡で自分を見ると、鏡という面を中間にして、鏡と全く反対側にの位置に、逆に(対称に)見えているということになります。

 北を向いていたとしたら、右は東で左は西です。上が空で下は地面です。
 南を向いたら、右が西で左は東になります。しかし上が空で下が地面なのは変わりません。
 左右は方向によって変わりますが、上下は変わりません。

 左手は左に、右手は右に、ちゃんと写っています。「左右反転する」という前提が間違っているということになります。

 納得できるような納得できないような・・


 南半球のオーストラリアやニュージーランドに行くと、正午のときの太陽は、南ではなく、北に見えます。
 北半球の日本と逆です。

 それなら、太陽は、どちらから出て、どちらに沈むのでしょうか。
 「西からのぼったお日様が、東に沈む」「それでいいのだ」とはなりません。
 太陽は、東から出て、西に沈みます。
 北半球の日本と同じです。

 地球が回る(自転)向きは同じなので、南半球でも、日本と同じく、太陽は東から昇ります。

 こちらは、納得できますよね。

 オーストラリアやニュージーランドに行って、慣れないうちは、太陽が出ている日中より、太陽のない夜の方が、道に迷わないということがあります。

 昼間は、頭の中ではわかっていても、太陽の方向=南と無意識で考えてしまい、地図で目印となる建物などに頼らず、反対の方向に進んでしまうということがありえます。

 逆に、夜は、道路の形状や、地図で目印となる建物などに頼って進みますから、確実ということです。


 鏡などは、どう見えようが無駄な時間を使うということはありません。
 しかし、オーストラリアやニュージーランドに行ってからしばらくは、地図で目印となる建物などに頼るのが正解です。
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