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2012年バックナンバー

言い間違い

田中法務大臣が辞任しました。
 暴力団と外国人献金問題ですね。

 そういえば、柳田法務大臣も「法と証拠に基づいて適切にやっております」「個別の事案についてはお答えを差し控えます」の2つだけで、法務大臣はつとまるといって辞任しましたね。

 法務大臣は、名目上の序列は上ですが、結構「軽い」大臣ですね。
 日本でもそうですが、ドイツでも同じです。
 大臣としての力量のない政治家に主要大臣をまかせて、国政が混乱するといけませんから、やむを得ないところでしょう。
 法務省は、放っておいても検察官がやってくれます。
 裁判官が、裁判所の人事権・司法行政権から何から何までもっているのですから、問題はありません。

 ところで、田中法務大臣が、北朝鮮による拉致被害者の家族を「遺族」と言い間違え、訂正したことは、大きなニュースにさえなりませんでした。

 これは「しゃれ」になりません。
拉致被害者が「死んでこの世にいない」ということを意味します。


 その昔、和歌山地方家庭裁判所で、民事単独事件を担当していたとき、家庭裁判所の担当裁判官が急病のため、ピンチヒッターをつとめたとき、「少年鑑別所」というところを「少年院」と言い間違えて、あわてて書記官に、訂正させられたことがあります。
 その場で言い直せば、何も問題がありません。

 じっくり考えればわかるのですが、少年事件を全くしていないと「少年鑑別所」と「少年院」くらいは間違えますね。
 2回目のピンチヒッターをつとめたとき、書記官が「カンニングペーパー」を用意してくれていました。

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