2012年バックナンバー
大阪人のせっかち
工事で、通路のあちらこちらが、不通になっていましたが、解消されます。
ところで、下の図の「阪急うめだ本店」と「JR大阪駅」の間の間の交差点は、大阪人の「せっかち」を象徴する交差点といわれています。
左中央すみ、白の「JR大阪駅」と、うす紫の「阪急うめだ本店」の間、JR線の南を東西につなぐ交差点です。JRの1番南(地図の下)の線路あたりにあります。
今でこそ珍しくはありませんが、歩行者用信号は「青になるまでの時間」が示されています。
95秒から始まり、5秒ずつ減っていきます。
ただ、残り10秒が最小値で、「残り5秒」は表示されません。
残り5秒と表示すると、自動車進行方向の信号が黄色になったと思う歩行者がいるからでしょう。
テレビでは、おもしろおかしくするために、歩行者用赤信号残り10秒で歩き出す人たちをビデオで撮っています。
あと10秒で青信号になる前の「フライイング」ということでしょう。
ただ「からくり」があります。
残り10秒が表示されて、2、3秒たって車道の信号が黄色になり、さらに5秒くらい経過するころには、車道が赤信号になっています。
ですから、歩行者用赤信号残り10秒からしばらく経っていれば、歩き出しても、あまり危険はありません。
ただ「JR大阪駅」から「阪急うめだ本店」に行く方向の歩行者に限られます。
横断歩道南にもう1つの信号機があり、サイクルの関係上、もう1つ南の信号機の手前で自動車が停止していて、同時に青になっても、すぐにはつっこんできません。
歩道のすぐそばには自動車はいません。客待ちのタクシーがとまっているくらいです。
反対の「阪急うめだ本店」から「JR大阪駅」に行く方向の歩行者は、南行き自動車が、どう考えても、黄色信号で悠々安全に停止できる位置を走っているときでも、ブレーキではなくアクセルを踏みますから、自動車用信号が赤になっても(歩行者用赤信号残り10秒表示をしてから7、8秒くらい経過)、危なくてわたる歩行者はいません。
結構有名な交差点ですが、必ず「阪急うめだ本店」のところにカメラをおいたアングルです。「JR大阪駅」にカメラをおいても、歩行者用赤信号残り10秒で歩き出す人たちは撮影できません。