2012年バックナンバー
1円航空券
定期チャーター便は、機動的な運行などの目的のため、あえて路線認可を取らない航空便のことで、実質的な「定期航空路線」のことです。
ちなみに、ヨーロッパの格安航空会社(LCC)は、プロモーションとして、1ユーロ、1スイスフラン、1英ポンドの航空券を販売します。
プロモーションでなくとも、不人気路線などは、1ユーロ、1スイスフラン、1英ポンドの航空券が販売されます。
もっとも、航空券が、1円、1ユーロ、1スイスフラン、1英ポンドであっても、燃油サーチャージ料や空港施設利用料金は支払わなければなりません。
春秋航空は知りませんが、預け手荷物の手数料や、カード決済の手数料など、結構手数料を取られることがあります。
尖閣諸島を巡る反日デモが中国で始まった、平成24年9月の搭乗率は63.1%と急減し過去最低を記録したそうです。
このため「1円航空券」で利用促進を図ります。
また、春秋航空は、高松・上海間で運航している定期チャーター便も1円チケットを販売するそうです。
ちなみに、佐賀・上海間、高松・上海間のチケットには、空港施設利用料金がプラスされますが、上海浦項空港の分のみで、佐賀空港と高松空港は、最初から空港施設利用料金が0円だそうです。
航空便を誘致したいのでしょう。
関西空港施設使用料は出発時大人2650円、成田空港施設使用料は出発時大人2040円ですから、馬鹿になりませんね。
佐賀や高松から上海便のビジネス需要は考えにくいですね。
観光旅行者がほとんどでしょう。
ただ、平成24年9月11日、上海市で、日系企業に勤務する日本人4人と中国人1人が、複数の中国人から暴行を受け、負傷したそうです。
上海市内の外灘(バンド)に近い日本料理店で、面識のない中国人から「日本人か」と問われ、なぐるなどの暴行を受けたということですから、かないませんね。
片道1円+燃油サーチャージ料(片道5900円)+空港施設利用料(上海出発時に1180円)ということですが、お金をもらっても乗りたくありません。
アップする前に、春秋航空は、は18日、上海-佐賀、上海-高松の2路線で導入したばかりの航空券片道1円のキャンペーンを中止すると発表したというニュースがはいってきました。
中国内の問題だそうです。
しかし、佐賀はともかく(福岡が近いです)、中国人旅行者が高松空港とはマニアックですね。