2012年バックナンバー
日本からブラジルへの航空便
平成26年6月12日、W杯ブラジル大会がサンパウロで開催されます。
また、平成28年には、リオデジャネイロ夏季オリンピックが開催されます。
ブラジルにとっては「盆と正月が一緒にきた」という感じかも知れません。
ご存じのとおり、ブラジルは、日本の「真裏」にあります。
ブラジルまで飛行機で行こうとしたらどのようなルートが考えられるのでしょうか。
ブラジルに、日本人観光客はあまり行きません。
ブラジルと「陸続き」のペルーは、マチュピチュやクスコなどへのツアーが出ていますね。
通常、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ニューヨークなどで乗継ぎリマに向かいます。
片道の飛行時間は、行きと帰りによって異なりますが、合計22、3時間程度、乗継ぎ時間が加わります。
24時間ははるかにこえます。
普段は、エコノミークラスでのツアーにしか参加されない方でも、ビジネスクラスを利用される方が賢明かも知れません。
ルートはこれだけでしょうか。
ヨーロッパの都市経由という方法があります。
ルフトハンザでフランクフルトを経由しても構いませんし、エールフランスでパリを経由しても構いません。KLMでアムステルダム経由という方法も考えられます。
飛行時間は、アメリカ各地を経由するのと同じくらいです。
地球儀をみればわかりますが、むしろ、ヨーロッパの都市を経由する方が早いほどです。
なお、日本人では考えにくいですが、アメリカを経由するという方法には難点があります。
通常、国際線から国際線の乗継ぎの場合は、当該乗継ぎ国に入国する必要はありません。
アメリカの場合、国際線から国際線の乗継ぎであっても、全ての旅客は入国審査、税関検査をする必要があります。
国籍によっては、アメリカの入国審査を簡単に通過することができないことがあるようです。
私自身、フランクフルト空港の関西空港行きの搭乗口で、ブラジル(国旗のワンポイントが入っている服を着た、ごっつい男性たちです)の何かのスポーツ選手が、大挙して乗込むのを見たことがあります。
なぜ、こんなにブラジル人がいるのか、空港の係員に聞いたら、アメリカの入国審査で引っかからないよう、ドイツ経由にしているということでした。