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2012年バックナンバー

漁船の違法操業

日本での報道は大きくありませんが、平成24年7月16日、ロシア沿海地方のナホトカ港沖で許可なくイカ漁をしていた山東省威海船籍の中国漁船1隻が、違法操業の疑いでロシアの警備艇に拿捕されました。

 ロシアの「沿海州」と呼ばれている地域です。

 日本海のロシア側専管水域内で違法操業を行っていた中国漁船2隻(乗組員計36人)が、ロシアの警備艇「ゼルジンスキー号」に発見され、停船命令を受けましたが、即座に方向を変えて逃走し始めました。
 ロシアの警備艇は、追跡から3時間後にこの漁船を拿捕しました。
 この際、中国漁船と衝突して停船させようとしたが、中国漁船が停船しなかったため、漁船の船尾に向かって艦砲を発射しました。
 その後、警備隊の隊員が漁船に乗り込もうとした際、中国漁船の乗組員たちが激しく抵抗したため、ロシア側は銃器を使用しました。

 この漁船には17人の乗組員が乗船していたのですが、警備艇と漁船が衝突した際、中国人乗組員1人が海に転落して行方不明になったそうです。


 なお、前日の平成24年7月15日にも、19人の乗組員を乗せた中国漁船1隻が同じ海域でロシア沿岸警備隊に拿捕され、ナホトカ港に抑留されているといます。

 ロシア沿岸警備隊は平成21年2月にも、密輸の疑いで拿捕した中国の貨物船「新星号」が取り調べの最中に逃走した際、500発余りの銃弾を発砲し、沈没させています。
 これにより、貨物船の乗組員7人が行方不明になっています。

 中国当局は、平成24年7月16日の事件が問題が中・ロ関係の悪化につながることを懸念して抗議をしていません。
 中国総領事館の関係者は「これまでロシア海域で発生したほかの事件と同様に、法律や経済的手段によって解決されるはずで、政治問題に発展することはない」との見解を示した。

 ロシアの沿岸警備隊が、銃火器を使用をにおわせて日本漁船を拿捕・抑留するのはご存じのとおりです。
 ロシアの沿岸警備隊は、平気で銃火器を使用することがわかりますね。

 日本の海上保安庁は「甘過ぎ」ますね。

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