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2012年バックナンバー

南海トラフ

 「南海トラフ」の巨大地震対策を検討する政府の作業部会は、平成24年5月29日までに、 被害推計を、「午前5時(就寝)」「正午(職場への人の集中)」「午後6時(暖房や調理での火の使用)」などの各時間帯ごとに被害者数を推計する方針を明らかにしました。

 阪神淡路大震災は、午前5時46分52秒でしたから、寝ている人が多かったですね。
 もっとも、新幹線が動いていない時間帯ですし、阪神高速の自動車もまばらでした。
 自宅で死んだ人が多かったようです。

 東日本大震災は、午後2時46分18秒でしたから、普通の生活時間帯でした。
 深夜や未明でしたら、避難することができず、死んだ人が多かったかも知れません。もっとも、地震で目が覚めて、避難する人は避難していたでしょう。
 それでも、東日本大震災の死者・行方不明者が約2万人でしたが、深夜なら6万人近くになった可能性があるとしています。

 「南海トラフ」の巨大地震対策を検討する政府の作業部会主査は、「真夜中なら犠牲者が30万人を超えてもおかしくない」と述べています。

 地震の発生は、太陽の動きや位置と関係はありません。

 それにしても、30万人というのは大きな数で、県庁所在地で人口30万人未満の市は、福島市、盛岡市、徳島市、水戸市、山形市、福井市、佐賀市、鳥取市、松江市、甲府市、山口市、津市と結構あります。
 なお、県庁所在地が、県最大の都市とは限りません。

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