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2012年バックナンバー

がれき搬入とトラブル

北九州市は、平成24年5月22日午前、東日本大震災で発生した宮城県石巻市の試験焼却用のがれき約80トンを北九州市小倉北区の市の倉庫に搬入しようとしました。

 トラック6台が到着すると、反対派約50人が取囲み、市の担当者に「がれきを止めろ」「市長を連れてこい」などと詰め寄り、押し問答となり、がれきを積んだトラックの前に立ちはだかるなどして抗議するなどしました。

 福岡県警は現場に警察官十数人を配置していて、警察官が「道路に座る行為は道交法違反になる」と警告を出し、さらに、警戒に当たっていた警察官の無線機を引抜いたり、体当たりしたりするなどの暴行を加えた疑いで、福岡県警小倉北署は22日、公務執行妨害容疑で、「自称」熊本県荒尾市の飲食店従業員の男(25)ら2人を現行犯逮捕しました。

 「自称」熊本県荒尾市の男性の詳細の記事は見あたりません。
 熊本県から、北九州市まで「出張」してきたのなら「なんで、わざわざ」という気がします。
 と考えると、反対派約50人のうち、北九州市民はどのくらいいたのでしょうか。

 結局は、8時間半以上遅れで、小倉北区の保管倉庫に無事搬入されたそうです。
 そして、北九州市は、予定どおり、試験焼却を始めました。

 宮城県や岩手県の放射瀬物質汚染は「大したことない」はずです。

 それでも「がれき搬入反対」ということになるのですから、原子力発電の事故は怖いですね。

 放射瀬物質は、無味、無色、無臭です。
 また、放射瀬物質による身体による被害も、いつになったら、どのように発症するのかもわかりません。
 余計不安を高めますね。

 北九州市民なら「気持ちがわからないでもない」ですし、「デモ」をする程度なら、表現の自由の範囲内です。
 しかし、他の県からきて、警察官に暴力をふるうというのは、明らかに「いきすぎ」ですね。

 阪神淡路大震災の時と、復興のスピードが明らかに遅いのは、原子力発電事故のためという理由が大きそうです。
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