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2012年バックナンバー

航空会社の2レターコード

航空機の定期便を運行している航空会社には「航空会社コード」が割当てられています。
 「2レターコード」、3文字のものを「3レターコード」と呼びます。レターは、手紙ではなく「文字」のことです。
 通常は「2レターコード」が利用されます。

 たとえば、日本航空の「2レターコード」は「JL」、「3レターコード」は「JAL」、ルフトハンザの「2レターコード」は「LH」、「3レターコード」は「DLH」です。

 2レターコードは国際航空運送協会(IATA)により定められています。
 ダブることはありません。
 基本的に先願主義(早い者勝ち)なので、早く申請した航空会社には、会社の略称にちなんだコードが割当てられています。

 日本航空は、穏当に「JL」ですが、全日空は「NH」と変わったコードです。
 全日空の前身の「日本ヘリコプター輸送」に由来しています。
 ちなみに、ピーチ航空は「MM」、「桃」ということですね。よく「MM」が残っていたものです。

 かわったところでは、アエロフロート・ロシア航空は「SU」、今はなき「Soviet Union」に由来します。

 アルファベットは26文字ですから、2乗しても676通りしかありません。
 アルファベットだけでは足りませんから、数字が入ったコードを使っている航空会社がでてきています。

 そんなに航空会社があるのかと思われる方がおられると思いますが、日本だけでも「JL」「NH」「MM」の他、スカイマークは「BC」、IBEXエアラインズは「FW」、エア・ドゥは「HD」、日本貨物航空は「KZ」、日本トランスオーシャン航空は「NU」、スカイネットアジア航空は「LQ」、日本エアコミューターは「JN」、スターフライヤーは「7G」など、数多くの航空会社があります。

 「1」「0」は「I」「O」とまぎらわしいため使用されないでしょうが、26(アルファベット)+8(数字)=32文字となり、2乗すると1024通りとなりますね。

 お隣韓国の航空会社をみると、大韓航空は「KE」です。
 「KL」にしたかったのかも知れませんが、「KL」は、KLMオランダ航空が、先に使用しています。
 アシアナ航空は「OZ」と航空会社と全く関係のないコード名です。
 LCCの済州航空など「7C」と、全く航空会社を連想させません。

 2レターコードを知っていれば、「通」といえそうです。
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