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2012年バックナンバー

集団自殺

平成24年4月16日、仙谷民主党政調会長代行が、:原子力発電停止で「日本は集団自殺」と発言しました。

 原子力発電を再稼働させる必要性を強調した発言ですが、再稼働に慎重な世論が強い中、「集団自殺」という表現には批判が出ています。

 自殺する動物は、「ヒト」だけといわれています。

 レミングという動物がいます。

 群れをなして、崖から海に集団で飛び込んでいく映像は、大抵、皆さん見かけていると思います。
 急激に増減することが知られていて、個体数が大増加すると、集団移住を始めると考えられています。

 実際には、集団移住を行っている際、見ずに飛び込んだとしても、レミングは泳ぎがうまいため、死ぬとは限りません。
 「どんくさい」レミングが、海に落ちて溺死ぬことはあるでしょうが、これは、自殺ではなくて事故です。

 イルカも「自殺か」と報道されますが、これも、事故という説が一般的です

 自殺できるのは、「ヒト」だけのようです。


 ちなみに、グリム童話に「ハーメルンの笛吹き男」というのがあります。
 ハーメルンは、ドイツのニーダーザクセン州にある都市です。

 ハーメルンにはネズミが大量発生しました。
 旅の男が、ネズミを駆除してみせるといい、市から、ネズミの駆除を請けおうとともに、成功補修の約束をしました。
 旅の男が、路上で笛を吹始め、ものすごい数のネズミが集め、近くのヴェーザー川までネズミの大群を連れて歩き、さらに笛を吹くと、すべてのネズミたちが川の中へ入っていき全部で愧死したということです。
 市長が、約束した成功報酬の支払いを無視すると、旅の男は、復讐するといって去ります。
 男が現れ、路上で笛を吹始めると、夢遊病のようになった130人もの子供が、男のあとをついていってしまい、どこかへ消えうせてしまった。

 というお話です。
 結構、グリム童話は残酷です。

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