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2012年バックナンバー

ぼちぼちでんな

以前、「法律事務所の経営難」というエントリーを書きました。

 「How are you?」「I'm fine thank you.」を関西弁に翻訳すると、「もうかってまっか?」「ぼちぼちでんな」となるという話は、よく聞く「ネタ」です。

 平成24年4月19日のスワローズ戦で、タイムリー逆転2塁打をはなってタイガースを勝利に導いたマートン選手は、ヒーローインタビューで、「調子がいいですね」という問いに「ぼちぼちでんな」と答えていました。

 マートン選手も、本来ならば「おおきに」「もうかってま」というところですが、大阪商人ふうにいいますと「ぼちぼちでんな」になります。

 大阪商人は「謙遜」的で、「もうかってまっか?」と聞かれたとき、儲かっているときは、「おおきに」「もうかってま」とはいいません。
 そんなことを言うと、「空気が読めない」と思われるか、へたをすると、値引き要求されかねません。

 大阪商人は、やはり「謙遜」的で、「もうかってまっか?」と聞かれたとき、「ぼちぼち」のときは、「あきまへん」「さっぱりですわ」というのが普通です。
 「ぼちぼちでんな」と答えると、「もうかってま」ととられかねません。

 大阪商人が、「もうかってまっか?」と聞かれたとき、「あきまへん」のときは、「あきまへん」と答えます。
 ワンランク落として、「どないもこないもあきまへん」「首くくらなしょうおまへん」と答えると、「本当に危ないのか」と思われ、下手をすると「危ない」という噂が広がり、「取引を止めよう」と思われて、本当に倒産しかねませんから。

 なかなか難しいですね。
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