本文へ移動

2012年バックナンバー

ワンクリック詐欺

パソコンに不正なプログラムをダウンロードさせ、アダルトサイト画面をクリックすると現れる料金請求画面を消せなくしたとして、京都府警は、不正指令電磁的記録供用罪で、東京のインターネット広告会社社長6人を起訴したそうです。

 約1年半前から東京や関西にネット関連の20社を設立し、計118サイトを運営。利用者をアイドルやゲームなどの情報サイトからアダルトサイトに誘導し、動画再生ボタンなどをクリックすると「請求画面」が閉じられなくなる不正プログラムが起動する仕組みということで、コンピュータは使い物になりませんね。

 平成23年4月から平成24年1月まで、約110万件の被害があり、画面を消すための料金として約6億円の入金が確認されたということです。
 うち約1万人が画面の指示通りに振込み、被害額は6億円ですから、1件6万円ですか。
 また、1%の確率で振込んでいたというのですから、結構「高率」です。

 うまいことを考えましたね。

 「画面を消すための」「料金」を指定どおり振込んだら、「消去する方法」をメールででも教えてくれたのでしょうか。
 指定どおり振込んでも、最初から何もする意思がないということでしたら「詐欺」罪が付加されそうです。

 「壇弁護士の事務室・ウイルス感染させた業者逮捕 アダルト動画サイトのクリックで」によりますと、「手口」は「単純」となっていますが、「手口」は「単純」とわかる人は「まれ」でしょう。

 おそらく、この手の「手口」をまねる業者もいるでしょうね。

TOPへ戻る