2012年バックナンバー
快速や新快速の女性専用車両
大阪と姫路を結ぶJR神戸線の痴漢相談の9割が、新快速や快速など「女性専用車両」のない電車で起きていました。
JR西日本が「女性専用車両」のない新快速、快速について、「女性専用車両」をもうけることは、「現状では困難」とする理由は、車両編成が6~12両と異なり、停車位置が定まらないとラッシュ時に混乱するためです。
「女性専用車両」をご覧下さい。
快速にも、「女性専用車両」がないわけではありません。
東西線、学園都市線(片町線)、宝塚線(福知山線)は、快速にも(といっても東西線は全駅止まります)、「女性専用車両」がありますね。
宝塚線、東西線、学園都市線は直通運転をしていて、北新地駅にホームドアがあるくらいですから、直通運転しているすべての車両が、同じ車両編成で、同じドア数と言うことがわかります。
全部同一編成ですね。
阪和線は、普通・快速・区間快速に、大和路線(関西線)は、普通・快速にも、「女性専用車両」があります。
車両編成が快速と普通とが同じですから、問題がないということになります。
神戸線、京都線は、JR西日本の大動脈で、ラッシュアワーと閑散時の旅客人数に大きな差があり、なおかつ、一定の頻度で列車の発着をする必要があるため、車両編成を6~12両として効率化をはかる必要があります。
「女性専用車両」はホームにも明記しておかないといけません。
明記する以上、一定のところに停止しなければなりません。
ということで、神戸線や京都線(いずれも東海道本線)で、普通電車に限られている女性専用車両を快速や新快速に「女性専用車両」をもうけることは、「現状では困難」という結論になります。
いずれにせよ、必要なことですから、改善策は検討されているでしょうが、現状では、難しいでしょう。