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2011年バックナンバー

カード会社の手数料

クレジットカードを使っている方であれば経験がおありだと思いますが、クレジットカードを使おうとすると店員に「クレジットカードをご利用頂く場合には、ご利用金額の5%が別途クレジットカード利用料としてかかりますがよろしいでしょうか?」と聞かれる場合があります。

 海外では、堂々と「ビザ・マスター・JCBは3%、アメックスとダイナースは5%」と明記されていることがあります。
 事務所旅行でロタ島へ行ったときのことですが、ダイビングの会社がそうでした。

 日本では、普通こんな事はありません。
 これはれっきとした加盟店規約違反だからです。
 クレジットカードを利用する場合、現金払いに加盟店手数料を上乗せしてはならないという規約があるためです。

 大手量販家電店の、現金ならポイント0%、クレジットならポイントなし、としてみたり、現金で払うなら割引がありますが、カード払いなら割引はできませんという大手旅行会社などがあります。

 カード会社は、加盟店からの手数料から成り立っています。
 加盟店は、カード会社の手数料を、消費者に転嫁しようとしているのはわかりきっています。

 「ビザ・マスター・JCBは3%、アメックスとダイナースは5%」と外国でいわれたのは、ビザ・マスター・JCBは加盟店手数料(上納金)が安く、アメックスとダイナース、特にダイナースは加盟店手数料(上納金)が高いからです。
 私がニュージーランドのピクトンという町の個人経営のホテルに泊まったとき、カードを何枚か出して「どれにしようかな」と迷ったうえダイナースを出したところ、ホテルのおばちゃんが、こちにしてくれと、ビザカードを指さしたのが印象的です。
 「ダイナースクラブは手数料が高い。ビザとマスターが手数料が一番安いから」と正直に言ってました。

 なお、ラウンジやクラブ、あるいは、時価表示の寿司屋などで、アメックスやダイナースを見せてから料金を聞くのは賢明ではありません。
 現金で払うと見せて、請求書をみてから、カードを取り出すのが賢明です。
 加盟店手数料分高く請求される確率が高いと思います。

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