2011年バックナンバー
男女平等
本当に女性の地位向上とか、平等とかに役立つのでしょうか。
ちなみに、ドイツでは、職業をあらわすとき、ほとんどの場合、男性か女性かわかります。
末尾に「in」がつきます。単語によってはウムラウトつきの文字に変化します。
生徒 Schuler(男性)、Schulerin(女性)
学生 Student(男性)、Studentin(女性)
教師 Lehrer(男性)、Lehrerin(女性)
公務員 Beamter(男性)、Beamterin(女性)
警官 Polizist(男性)、Polizistin(女性)
医師 Arzt(男性)、Aerztin(女性)
裁判官 Richter(男性)、Richterin(女性)
弁護士 Rechtsanwalt(男性)、Rechtsanwaeltin(女性)
検察官 Staatanwalt(男性)、Staatanwaeltin(女性)
政治家 Politiker(男性)、Politikerin(女性)
大臣 Minister (男性)、Ministerin(女性)
これは女性の地位を下げていたり、不平等なのでしょうか。
3年前に、ドイツで女性の連邦首相(ドイツでは伝統的に「宰相」といいます)が誕生しました。
「Bundeskanzlerin Angela Merkel」という政治家です。
それまでは、ビスマルクをはじめとして、Kanzler 、つまり男性しか連邦首相にしかなっていなかったんですね。
さあ、日本とドイツと、どちらが「男女平等」がすすんでいるでしょうか。
日本の「言葉遊び」からすると、日本ですね。
本当はどうでしょう。
女性が連邦首相になっているのですから、ドイツではないでしょうか。
ちなみに、ドイツの「連邦憲法裁判所(日本の最高裁判所に相当)裁判官」16名のうち3名も女性です。かつて、長官も女性だったこともあります。