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2011年バックナンバー

累乗恐るべき

蓮の葉が、1日に2倍に増えるとします。
 最初の蓮の葉は1本、30日目に池一面に蓮の葉がいっぱいになりました。

 では、蓮の葉が池の半分になったのはいつでしょう。
 15日目、20日などと考えた人おられませんか。
 29日目ですね。

 また、秀吉の家臣であった曾呂利新左衛門の話も有名です。

 ある日秀吉から「何でも褒美のものを取らせよう、何がよいか」と言われ、最初は辞退しましたが、あまりに秀吉が言うのでこう答えたそうです。

 「ならば、この広間の畳に端の方から一畳目は米一粒、二畳目は二倍の二粒、三畳目はその倍の四粒、次は八粒というように二倍二倍と米を置いていき、広間の百畳分全部をいただけますか」。
 「秀吉はせいぜい米俵何俵くらいだと思い「欲がないやつだ」と承知したそうです。

 ところが、部下に計算させたところ、膨大な量になることがわかり、秀吉は謝って別のものに替えてもらったそうです。

 エクセルで計算すると1.26765E+30という結果が出ます。1を引くのですが、最初から四捨五入しているので意味はありません。
 厳密に計算すると、1,267,650,600,228,229,401,496,703,205,375粒だそうです。
 地球の人口が67億人として、地球の人類すべてが約48兆年食べていけるだけの米粒、どこを探してもなさそうですね。

 ちなみに、曾呂利新左衛門は秀吉の家臣でよかったですね。
 織田信長の家臣なら「余を愚弄する不届きもの」として、命がなかったかも知れません。
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