よもやま話 バックナンバー2/2
自動音声回答
「残高照会ダイヤル」につながることが多くなりました。
特に、都市銀行の場合は顕著です。
私の事務所のビルには池田銀行という地方銀行が入っていて、何かと便利です。幸い自動音声ではありません。
カードや通帳の紛失盗難などでは、真っ先に有人対応をしてくれるのでしょうが、残高照会や取引経過など、不要不急の場合は機械対応です。
自動音声の場合、まず「#をお押しください」(パルス式電話が残っているのでしょうね)、次に「盗難・紛失の場合は1を、その他は2をお押しください」、2を押すと「残高照会の方は1を、今日までの取引をお知りになりたい方は2をお押し下さい」「支店名を3桁でお押し下さい」「普通預金の場合は1を、当座預金の場合は2をお押し下さい」「口座番号を○桁でお押し下さい」「預金通帳をお持ちの場合は1を、キャッシュカードをお持ちのは場合は2をお押し下さい」「預金通帳の残高をお押し下さい」「本日の明細をお知りになりたい方は1を、2週間前からの取引経過をお知りになりたい方は2をお押し下さい」「開始日を4桁で入力してください」「終了日を4桁で入力してください」と延々つきあわされて、やっと、結果が合成された自動音声で流れます。
ちなみに、ATMの強制的な普及で、完全に窓口は「イレギュラー」な取引の場と化したため、窓口が極端に減り、時間が全く読めなくなっています。
これと同じで、省力化が進められているのでしょうね。
法律事務所でも自動化できないでしょうか。
裁判所など官公署の方は1を
弁護士の方は2を
顧問先の方は3を
依頼者の方は4を
過去に法律相談に来られたことのある方は5を
新たな法律相談の方は6を
事件関係でお問い合わせの方は7を
セールスの方は8を
その他のご用件の方は9を
それぞれお押し下さい。
「8」を押した人を「おつなぎできません。おかけ直し下さい」と応えるだけで、他は、すべて有人ですから意味ないですね。
用件が事前に分かるくらいで・・
かえって、序列をつけているようで不愉快でしょうし。
また、セールスは9を押しなおすでしょうね。