よもやま話 バックナンバー2/2
カラーコピー・カラー印刷
私の事務所は、設置面積を節約するため、パソコン、プリンタ、ファクシミリ、コピー機の複合機を使っています。スキャナー機能は使ったことがありまん。pdfにするのは、御堂筋向かいのビルにある KINKO's で十分です。
現在使用しているリコーの複合機は、7年前に購入したもので、最近「ガタ」が来ています。
コピー機の減価償却期間が5年間ですから、減価償却ずみということになります。
弁護士3、4人程度の事務所までなら、複合機が1台で十分ですよね。
弁護士1人の事務所なら、使用頻度が少ないので、長持ちするかと思ったらそうでもないようです。リコーの担当者に聞いてみたところ「弁護士1人の事務所の割には使用枚数が多すぎる、機械は悪くありません」とのことでした。
確かに、親しい弁護士さんの事務担当の方に聞くと多いようです。
ということで、リコーはもちろんのこと、キャノンなども新機種に買い替えませんかと勧誘が目立つようになりました。リコーが知っているのは当然のことですが、キャノンもプロですから、そろそろ買替時と見ているようです。
今、買換えを検討しているのですが、カラー対応の機種を勧められることが多いです。
もっとも、法律事務所にカラープリンタがいるかどうかというと疑問です。
訴状、答弁書、準備書面などの書類は100%モノクロです。訴状など一部の文書を除いて、ファクシミリ送付が原則となっていますから(「大部」の分は持参・郵送です)、カラーは必要ありません。
問題は書証ですね。ただ、カラーが必要な書証は多くありません。
普通は、写真くらいでしょうか。もっとも、こちら側の写真は、必要枚数依頼者に持ってこさせますので、あまり必要ありません。カラーコピーは徒歩1分にあるビル1階のコンビニでできますから、わざわざカラーコピー機にする必要はありません。写真は紛失や漏洩が怖い文書でもありません。
あとは、時々、筆跡や印影が問題になる契約書の類があります。
確かに、例え徒歩1分とはいえ、外部に持ち出すと、紛失や漏洩が怖いことは間違いありませんね。
しかし、そんな事件どれだけあるのだろうと考えますが、年1、2件です。
ということで、カラーは必要なしという結論になったのですが、ある程度のグレードの機種は、当然「カラー」になっていて、モノクロにこだわると、機種の選択肢がせばまってしまいます。
ニーズにあったカラーの機種も検討中です。
ただ、カラー機種にすると、必要もないのにカラー印刷しがちで、もったいないような機がします。ついているのだから使おうかとか・・
「1円の節約は1円の利益」ですから、不必要なものまでカラーコピーするのは全くの無駄ですね。