よもやま話 バックナンバー2/2
他人(ひと)事?
兵庫県の井戸知事は「東京の一極集中を打破するための旗をあげなければならない。関東で震災が起きれば東京はダメージを受けて、これは、チャンスになる。これを生かさなければならない。そのための準備をすべきだ」との趣旨のことを述べました。
さすがに、まずいですよね。
井戸知事は、「関西が、首都圏で災害が起きたときに引き受けられるよう、機能の強化を図るべきだ」と釈明したそうですが。 結局、謝罪することになりましたね。
石原都知事は「役人上がりは今までの経緯から見てもろくな奴じゃないと思ったらやっぱり期待を裏切らなかった」との趣旨のコメントしましたが、その前に、「阪神淡路大震災の時、自衛隊出動が早ければ2000人は助かった」との趣旨の発言をしたころからの遺恨試合のようです。
ちなみに、石原都知事は、「勝つ日本」という対談集に「日本の自立のためには北朝鮮のテポドンが京都辺りに打込まれた方が良かった」という発言もしています。間違っても「日本の自立のためには北朝鮮のテポドンが東京辺りに打込まれた方が良かった」とは言っていません。
やはり「他人(ひと)事」なら構わないということでしょうか。
昔、台風が他の地域にそれたとき「幸運にも」という言葉を使ったアナウンサーが平謝りしていたこともあります。
地震は、日本ならどこでも起こります。
兵庫県に一度来たから、今度は来ないという保障はありません。
東北地方は立て続けてやられていますし・・
西宮、芦屋、神戸などには、大震災のため、二重ローンを組んでいる人もいます。さすがに、耐震偽装と違い、文句をいう人はいません。今度来たら、三重ローンです。
ちなみに、テポドンの精度はどのくらいのものなんでしょうか。
東京をねらって発射したテポドンが、大阪に落下するということはないんでしょうか。