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よもやま話 バックナンバー2/2

防犯カメラ

防犯カメラ(監視カメラ)があちらこちらでみられるようになりました。

 昔は、銀行やATM機か、ホテル・劇場、コンビニなどでしか見かけませんでしたが、現在は、マンションのドアやエレベータ、多額の現金を扱わない裁判所や弁護士会館にも配置されています。

 防犯カメラは、多くの役割があります。テレビ新聞などのニュースで報道されている様に、多くの犯罪事件解決には欠かすことの出来ない存在となっています。

 そして、防犯カメラ、監視カメラのもう一つの効果には抑止力があります。
 何も起こらないのですから、ニュースで取り上げられることはありませんが、むしろ、防犯カメラの効果は、犯罪を未然に防ぐ効果の方が大きく期待されています。
 より多くの防犯カメラを設置し、死角を無くし、犯人に「見張られている」「悪いことをすると捕まる」と思わせることが、犯罪の発生しにくくする重要な要素ですね。

 このような手法は「防犯環境設計」といわれ、今注目されつつあります。

 もっとも、ロンドンのように、街中至る所に防犯カメラがあるというのは、犯罪が多発したり、テロの標的になりやすいという事情考えても「やりすぎ」かも知れません。
 ロンドンでは、市内を一日歩き回ると、なんと数百枚の画像を撮られると言われています。それもそのはずで、1970年代から防犯カメラの導入が始まったと言われるイギリスですが、現在イギリス国内には、およそ500万台のの防犯カメラが設置されているそうです。
 また、ロンドンで起きた爆破テロの犯人逮捕にも、これらの監視カメラが一役買ったというのは有名な話です。

 列車や地下鉄では、「カメラで監視しています」「監視カメラ設置」と表示されています。これは、日本でも同じですが、「あなたの安全のため、カメラで撮影しています」と車内アナウンスがあったりするのは、ロンドンならではという感じがします。
一部には、スピーカーがついていて、監視員の録音テープにより、音声で注意をするカメラもあるらしいです。


 話が横道にそれましたが、「見通しを良くすることが防犯に効きます」とよく言われていますが、これは近所を通行する人の目を期待しているわけです。最近、新築の家に、高い塀が設置されておらず、塀がないに等しい家が多くなりました。
 また、あわせて防犯カメラの設置がなされています。カメラによる監視は「見てますよ」という犯罪者へのアピールであったり、「何かあったら、ここに証拠が残りますよ」「捕まりますよ」という威嚇効果を狙っています。
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