2013年バックナンバー
リベンジ・ポルノ
「リベンジ・ポルノ」という言葉をご存知でしょうか。
「リベンジ・ポルノ」とは、別れた相手への復讐や腹いせのために、離婚した元配偶者や別れた元恋人の裸の写真や動画などをインターネット上に流出させる嫌がらせのことをいいます。
「リベンジ・ポルノ」を取締まる特別法を制定すべきであるという意見があります。
逆に、「名誉毀損罪」や「わいせつ電磁的記録媒体物頒布罪」などが適用されるから、特別法の制定は必要ないとの意見もあります
谷垣禎一法務大臣は、平成25年11月13日の衆院法務委員会で「想定されるような問題は大体現行法で裁ける」と答弁しています。
今年、三鷹市で、女優を目指していた女子高生が、元交際相手に刺殺されるという事件がおきました。
犯人は別れた後もまとわりついていたいわゆるストーカーで、被害者が警察に相談したその日に事件が起きたことから、警察の失態ではないかとマスコミは執拗に追究していました。
しばらくしてから、マスコミの報道がなくなりましたね。
殺人事件の前に、犯人は、被害者の「あられのない姿」が写った、写真や動画をインターネット上に公開していました。
マスコミ(テレビと新聞)では、当該殺人事件と、「リベンジポルノ」について一切触れていなかったようです。
ネット媒体は、犯罪の日のうちに広まり、翌週には週刊誌が追掛けました。
交際しているとき、結婚して仲がよかったときは、何も気にしていなかったのでしょうね。