本文へ移動

2013年バックナンバー

一水会

 辞任を表明した猪瀬東京都知事による、医療法人「徳洲会」グループから5000万円を受領していたとされる事件が話題になっています。

 猪瀬氏によると、資金提供を受けたのは、平成25年11月のことで、徳田虎雄・前徳洲会理事長が入院する神奈川県鎌倉市の病院を訪れ、猪瀬氏は、知事選出馬のあいさつをしたとのことで、その後、徳洲会側から連絡を受けて徳田虎雄氏の次男である徳田毅衆院議員から現金で5000万円を受け取り、借用書を書いたが無利子・無担保、場所は議員会館、徳田虎雄氏への訪問の際には仲介者として新右翼団体「一水会」の木村三浩代表が立会ったとなっています。

 新右翼団体「一水会」で吹きだしました。


 大阪弁護士には、7つの会派があります。

 友新会、春秋会、一水会、法曹公正会、法友倶楽部、五月会、法曹同志会の7つです。

 私が所属しているのが、「友新会」です。

 「明治32年(1899年)4月に創立された最も歴史のある会派です」というのが「自慢」となります。
 会員数も、友新会と春秋会と一水会が、団子レースになっていますが、友新会が最も大人数だと思います。

 会派は、端的にいって「選挙母体」です。
 大阪弁護士会会長は、選挙により決まりますが(1人しか立候補しなければ、無投票当選です)、候補者を出した会派が、「選挙母体」となり、選挙活動を行います。
 昔は、副会長も選挙があったようですが、現在では、副会長候補を擁立できない会派もあるくらいで、私自身、副会長選挙など見たことはありません。

 ちなみに、友新会は、会派について「親睦団体」という位置づけをしていますが、春秋会などは「政策集団」という位置づけをしています。


 最初の話題に戻って、大阪弁護士会には「一水会」という会派があります。

 友新会、春秋会、一水会、法曹公正会、法友倶楽部、五月会、法曹同志会という7つの会派のうち、法曹公正会、法友倶楽部、法曹同志会は、「法」がついていて、あまり、他の団体と「かぶり」ません。

 「友新会」と「五月会」は「迫力」がありません。
 どこかの親睦団体でしょうねということがわかります。
 「春秋会」というと医療法人に多くありそうな名前です。

 「一水会」は、少し「すごみ」がある名前です。

 私が大阪弁護士会登録し、友新会に入会したとき、先輩弁護士が「『一水会』という名前は、どこかの暴力団と間違えられそう」「『友新会』という名前は、いかにも、どこにでもある親睦団体で威厳がないけど、このほうがいいよ」と言っておられた記憶があります。

 こうなってみると「やっぱり」ですね。

 Googleなどの検索エンジンで、「一水会」と検索すると、大阪弁護士会の「一水会」は、最後の方にしか表示されません。

 伝統のある方は、大阪弁護士会の会派「一水会」なのですが、全く種類の異なる団体に対し「同じ名前を付けるな」とは言えません。

 また、Googleのサジェスト機能では「一水会」と入力しても「一水会」「大阪弁護士会」とは表示されません。
 その昔はどうだったのでしょうか。

TOPへ戻る