2013年バックナンバー
天皇誕生日
傘寿ということになります。
震災地訪問なと、さまざまな公務を忙しくこなしておられます。
今年は、ケネディアメリカ駐日大使が、 馬車での送迎により、天皇陛下に信任状捧呈式がとりおこなわれたということがありました。
歴史のないアメリカでは、ケネディ家が「王朝」扱いをされているとのことで、世界に類をみない悠久の天皇家の歴史が印象づけられました。
ただ、平成15年1月、前立腺がんの摘出手術を受けられましたが、その後、腫瘍マーカー値(癌検査の一方法)が微増し、平成16年7月から、がんの再発を抑えるホルモン療法が開始されているほか、平成24年2月の心臓バイパス手術後に懸命のリハビリで回復され、多忙な公務の日々に戻られていますが、無理をなされないように祈念しているばかりです。
ちなみに、私は、昭和59年11月のことですから皇太子殿下時代の、今上天皇陛下とお話しさせていただいたことがあります。
私は、大阪地方裁判所裁判官時代、昭和57年6月から昭和59年6月まで2年間、行政官長期在外研究員として、ドイツ連邦共和国に留学していました。
行政官長期在外研究員は、各官庁から留学するのですが、当時は毎年20人くらいだったと思います。ちなみに、私は、行政官長期在外研究員17期です。
皇居の東宮御所で、皇太子殿下に、留学の報告をさせていただくのですが、穏やかな人柄に感銘を受けた記憶があります。
もっとも、私自身は、10年で裁判官を退官し、弁護士として活動していますから、他の行政官長期在外研究員で留学した方々と違い「お国のために」働いているかどうかについては疑問符がつきます。
天皇陛下のせいというわけでもないのですが、天皇陛下が、年末の12月23日が誕生日ということで、自営業者である弁護士としての仕事に、毎年、差支えが出ています。
今年は、本日月曜日が休日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日で御用納めです。
金曜日の御用納めの日は、基本的に、午前中の執務ということになりますから、今週は3日半しか残っていません。
中途半端なところで、年末年始の9連休が入ってしまう仕事があります。
また、いっそのこと、来年ゆっくりはじめようかという事件もあります。
自営業者としてはつらいところです。
なにはともあれ、天皇陛下が、末永くご健康であることを、心から祈念しております。