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2013年バックナンバー

みかんの和歌山むき

みなさんは、ミカンの皮をどのようにむいておられるでしょうか。

 あまり、他人のミカンのむき方を注意してみることがありませんでしたので、みんな、私と同じようにミカンをむいているとばかり考えていました。

 私のミカンのむき方は「和歌山むき」と呼ばれているようです。

 むき方は簡単です。

 まずミカンをひっくりかえし、腹側から皮ごと2等分、さらに、それぞれを2等分、つまり4等分ます。
 あとは指を使って簡単に皮をむきます。
 最後に皮から実をはがす時にはへた側からはがすと、筋がきれいに取れます。

 この「和歌山むき」は、農家の方がミカンの収穫時に、手袋をつけたままで味見するために広まったむき方なのだそうです。

 手も汚れませんし、筋がきれいに取れますし、なんといっても早いですね。

 

 ミカンの生産量はピーク時に比べて3分の1以下に減少していて、特に若者のミカン離れが著しいと紹介されていました。

 「皮をむくのが面倒・手が汚れる」というのが理由なんだそうですが、果物の中では、バナナと並んで、いちばん皮がむきやすいミカンが面倒だといっていたら、どんな果物も食べられませんよね。
 アメリカでは、温州みかんは、「TVオレンジ」という愛称で親しまれているそうです。


 ちなみに、和歌山の人は、贈答用の分は、大きなミカンを贈りますが、自分の家で食べるミカンは、大小ばらぱらの、どちらかといえば、小さいミカンを買って食べます。
 小さい方がおいしいですからね。

 贈答用のミカンは、「たらい回し」ということになります。

 和歌山県のミカン生産量は、梅と並んで日本一です。
 ブランド力ですが、少なくとも近畿圏では、他の地方産のミカンより、「有田みかん」「和歌山みかん」の方が高価です。
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