2013年バックナンバー
LCC利用のパックツアー
成田発の札幌行きと沖縄行きの2方面で、LCCを使わないツアーに比べ3~5割安いとのことで、同社が国内のLCCを使ったツアー商品を出すのは初めてのことです。
国内LCCを使ったツアー商品を出す旅行会社はエイチ・アイ・エスなど一部にとどまっていました。
なぜ、旅行会社は、LCC利用のツアーを取扱わなかったのでしょうか。
まず、LCCは、他の航空会社と異なり、旅行会社が大口仕入れ先であっても割安に航空券を卸さないためです。
次に、旅行会社が扱う国内ツアー商品は、法令により、出発日の21日以上前ならば消費者からキャンセル料をとることができないが、LCCは取り消し時期に関係なくキャンセル料を求めるため、ツアーが作りにくかったという事情があります。
今回、JTBは、キャンセル料をJTBが全額負担しない契約をジェットスターと結べたため商品化に至ったとのことですいう。
ジェットスターがおれたのですね。
ジェットスターは、自前の集客能力では不十分ということですね。
他の国内、例えばピーチ航空などとのLCCとは「(旅行会社に)取引条件が現時点で合意できていない」(JTB)ということです。
成田空港発着基本とするジェットスターなどのLCCは「門限」もあり、集客に苦労しています。
ただ、ピーチ航空は、関西国際空港としていて、関西国際空港には門限もありませんし、関西国際空は成田空港に比べれば、いくら都心より離れているといったところで、難波から、たかだか電車で40分強ですし、電車も頻発しています。
関西の人は「倹約家」も多いですし、不要な見栄は張らないことも一要素です。
ピーチ航空は、集客は自前で十分、旅行業者などに頼まないということですね。
ただ、一部「つきあい」程度で、旅行業者とも組んでいます。
なお、海外旅行は、LCCを利用したツアーもあります。
ただ、チェジュ(済州)航空、エアプサンは、値段が特に安いわけでもありませんし、サービスが特に劣るというわけではありません。
なお、各旅行会社とも豪州のゴールドコーストへのパッケージツアーはLCCを利用しています。
関西国際空港からゴールドコースト、ケアンズに直接乗り入れているのは、現地LCCのジェットスター航空のみという理由です。