2013年バックナンバー
暗殺
12月14日は、赤穂浪士の討入りの日です。
元禄14年3月14日、播磨赤穂藩主の浅野内匠頭が、吉良上野介に対して江戸城殿中において刃傷に及びました。
浅野長矩は殿中抜刀の罪で即日切腹となり赤穂藩は改易となってしまいました。
遺臣である大石内蔵助以下赤穂浪士四十七士は、元禄15年12月14日深夜に、吉良屋敷に討ち入り、主君が殺害しようとして失敗した吉良上野介を殺害し、浅野内匠頭の菩提である高輪泉岳寺の墓前に報告します。足軽の寺坂信行が抜けて、46人になっていました。
元禄16年2月4日、46人の赤穂浪士はその日のうちにお預かりの大名屋敷で切腹となります。
切腹ですから、ある意味「名誉の死」という評価であったということになります。
日本では、暗殺者が、ヒーローとされているのは、赤穂浪士くらいでしょうか。
しかし、赤穂浪士は、切腹させられていることは前記のとおりです。
喧嘩両成敗ですね。
韓国の朴槿恵大統領が、伊藤博文を暗殺した安重根の石碑設置について、中国側に石碑の依頼をしたことについて、平成25年11月19日、日本政府は、「安重根は犯罪者」「このような動きは両国関係のためにならない」として極度の不快感を表わしました。
犯罪者を英雄扱いするわけですから、韓国の考えていることはわかりません。
北朝鮮は、平成25年12月12日、金正恩第1書記の叔父で、国家のナンバー2であった前国防副委員長の張成沢氏に対して、軍事裁判で死刑判決が下され、即日執行されました。
日本は「隣人」に恵まれていません。