2013年バックナンバー
粛清
北朝鮮のナンバー2であり、金正恩第1書記の後見人と目されてきた張成沢・国防委員会副委員長が失脚しました。
平成25年12月8日の北朝鮮党政治局拡大会議は、張氏を「反党・反革命的な分派活動」を首謀したと糾弾し、全職務からの解任、一切の称号剥奪、党からの除名を決定し、北朝鮮のテレビは、張氏が会議場から連行される模様も放映しました。
一時期、既に殺害されているとの観測や、中国に逃亡しているとの観測もありましたが、北朝鮮で生きていたということになります。
ただ、これからどうなるのかはわかりません。
公開処刑などにより殺害されるのかも知れません。
張成沢氏は金敬姫氏の夫であり、金敬姫氏は金正日総書記の妹で、金正恩第1書記の叔母にあたります。
金敬姫氏が氏失脚したという報道はありません。
少なくとも、今のところは。
もしかしたら、張成沢氏と金敬姫氏の仲が悪かったのかも知れません。
夫婦仲が悪いため、失脚し、場合によっては処刑されるのかも知れませんね。
現在の日本は平和ですね。
「政治闘争」はあるでしょうが、少なくとも「命がけ」ということはありません。
ちなみに、法律事務所でも「粛清」があるようです。
経営者である弁護士(ボス弁)が、従前は、勤務弁護士(イソ弁)に対し、良好な関係を保っていたのに、ボス弁の子女が弁護士になって法律事務所にはいると、有能なイソ弁には、ろくな事件を回さず、事務所から「独立」してもらうということがあります。
もちろん、命までは取られません。
もっとも、有能なイソ弁を「粛清」してしまうと、優良顧客(優良な依頼者)が、独立した有能な元イソ弁のところに事件を依頼するようになり、事務所自体が「さびれて」しまうこともあるそうです。