2013年バックナンバー
安倍首相のプレゼンテーション
安倍首相が、リオデジャネイロでプレゼンテーションをしました。
放射性物質による汚染水の問題に関する部分です。
「状況はコントロール下にある」
これは本当ではないと思います。
汚染水が「コントロールされている」と思っている人はいないでしょう。
どこから、どういうメカニズムで汚染水が漏出しているのか、確かめようがないわけですから。
「嘘も方便」ということわざがありますし、「嘘から出た真」ということわざもあります。「自己実現的予言」ということもあります。
また「国際公約」になりましたから、誠実に努力されると思います。
「汚染水は福島第一原発の0.3平方キロメートルの港湾内に完全にブロックされている」
これも本当ではないと思います。
「汚染水漏出止まらず」をご覧下さい。
東京電力は、平成25年8月23日、外洋につながる同原発の港湾入り口付近で、海水の放射性物質の濃度が上昇したことを認めました。
いままでは「曲がりなりにも」、堰(0.3平方キロメートルの港湾内)がある海中への流出でしたが、直接太平洋に流出したというのは初めてです。
これも「国際公約」になりましたから、誠実に努力されると思います。
少なくとも、実現は、現在の政府がなすべきものであり、政府の最高責任者が「やる」といった限りはなされるでしょう。
衆参両院とも与党が圧倒的に多数です。
一国のリーダーは、国益を守る責務があります。
ここで、首相が自信がないような発言をすることはできません。
自信がないような発言をするくらいなら、プレゼンテーションをしては行けません。
私自身は、安倍首相のプレゼンテーションは正解だと思います。
ただ、それを実現していくことが大切です。