2013年バックナンバー
富士山への登山
富士山が世界遺産に登録されました。
基本的には、山頂まで自動車や電車で行くことができません。
登山電車やケーブルカーは、スイス・フランス・ドイツなどヨーロッパに行けば結構あります。
登山電車の歴史が100年以上あるということも例外ではありません。
富士山の山頂である3776m以上まで電車やロープウェイで行くことも可能です。
松葉杖の人はもちろん、電車・ケーブルカーによっては、車いすの人も乗ることができます。
なお、登山電車やケーブルカーは、名峰の山頂までは行きません。
名峰の山頂まで行ってまうと、名峰は見ることができません。
電車やケーブルカーなら、定員を制限しておけば、また、乗客の行ける範囲をちゃんとしておけば、客が山をゴミで汚すということもなくなります。
もっとも、富士山は、電車やケーブルカーは必要ないといえば必要ありません。
ヨーロッパの山々は「連峰」になっていることがあり、一番の名峰を見るためには、電車やケーブルカーで他の山に行かなければならないことがありますが、富士山は、地上からでも、その勇姿を見ることができます。
富士山の場合、山頂に登って、そこからの眺めを見たり、ご来光を拝むということに値打ちがありますし、山頂まで、比較的安全かつ容易に登ることができます。
もっと、高いところまで、自動車で行けるようにすれば、登山は楽になりますが、そうすると、登山客が増えすぎて困ることになります。
なかなか難しいところですね。