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2013年バックナンバー

歩きスマートフォン

最近、ブラットホーム上で、列車との接触や線路への転落事故が増加しているそうです。

 突然「よっぱらい」が多くなったわけではありません。

 スマートフォンです。
 鉄道の駅での待ち時間や移動中の電車の中で、スマートフォンを使って情報収集やメールの送受信をしている人がいます。

 従来型の携帯電話の場合は、メールなどを書いたり読んだりする例が多かったのですが、小型のパソコンのような機能を持つスマートフォンの場合、利用者は画面を食い入るように見る傾向が強く、周りに気づかなくなる危険性が高まります。

 スマートフォンを見ながら、他人の迷惑など考えず、街を歩いている人がいます。
 高校生や大学生だけではなく、いい年をした人も多いです。
路上でも人同士がぶつかれば怪我をする恐れがあります。

 さすがに、自転車に乗りながら、携帯電話で話す人はいても、スマートフォンの画面を見ながら走行する人はいません。

 歩行者ということですが、人とぶつかる分には、高齢者、背丈が小さく視界に入りにくい子ども、視覚障害者にぶつからない限り、そう問題にはなりません。
 また、どちらがふつかったかは明らかです。

 しかし、駅のホームともなれば線路に転落といった命にかかわる事態になりかねません。

 鉄道会社で、転落事故防止のための可動式の柵の取り付けを進められる駅は限られています。
 私の利用する阪急電車神戸線では、車両の位置が10両編成(特休・通勤特急)と8両編成(普通・急行)では異なりますから、可動式の柵は無理です。
 多くのJR駅、私鉄駅も同様でしょう。
 北新地駅は、例外的に、可動式の柵がついていますが、列車の種類は同一です。
 場所柄「よっぱらい」が多いですし・・

 自分が落ちるということであれば、ある意味「自業自得」という面もありますが、老人や子供や足の不自由な人を落としたのでは、間違いなく、過失致死傷で立件されますし、損害賠償も取られます。

 そんなに、忙しいわけではないでしょう。
スマートフォン「中毒」というのは問題ですね。
 本人たちには自覚があるのでしょうか。
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