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2013年バックナンバー

セ・パ交流戦

プロ野球では、平成17年から、セ・パ交流戦が実施されています。

 平成17年当初は、各カードで、ホームとビジターを各3試合ずつで、1チームあたり36試合でした。
 平成17年から、ホームとビジターを各2試合ずつの24試合制となりました。


 セ・リーグ各球団は、セ・パ交流戦の削減を要求しています。
 パ・リーグ各球団は、セ・パ交流戦の現状維持を要求しています。

 セ・リーグ各球団が、セ・パ交流戦の削減を要求する理由は、以下のとおりです。

1 2連戦となると移動日が増えます。
  セ・パ交流戦以外は、基本は、3連戦です。
  移動自体が少ないですね。
  セ・リーグは、読売巨人(東京)、ヤクルト(東京)、DeNA(横浜)、中日(名古屋)、阪神(西宮)、広島(広島)ですから新幹線の距離です。新幹線なら、東京から広島まで4時間5分です。
 日本ハム(北海道)、楽天(仙台)、ソフトバンク(福岡)などは、飛行機の距離ですね。
2 土曜、日曜は必ず試合を行うようにするため、どうしても変則的になります。
土曜、日曜でカードが変わったりしますし、土曜日のデーゲームが組めなかったり、通常、セ・リーグで試合のない月曜日に試合があったりします。


 もちろん、セ・リーグが、パ・リーグより成績が悪いからというわけではありません。
 各球団の力を入れるのはペナントレースですし、ペナントレースは、セ・リーグで行われますから、パ・リーグのチームが強かろうが弱かろうが、条件は全く同じです。


 もちろん、セ・リーグ各球団が、セ・パ交流戦の削減を要求する理由は、移動日が増えたり、変則的な日程になったりするということはあります。

 本音は、セ・リーグの公式戦の、ドル箱カードの巨人戦、阪神戦が減ることです。

 セ・リーグ各球団にとって、入場者数や放映権料など、営業面からして、巨人戦、阪神戦はドル箱カードです。
 ヤクルト、DeNA、中日、広島にとっては、もちろんのことですが、巨人と阪神にとってみても同じです。

 パ・リーグの本音も、入場者数や放映権料など、営業面からして、巨人戦、阪神戦を減らしたくないということですね。
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