2013年バックナンバー
マーチンゲール法
「マーチンゲール法」という言葉をご存知でしょうか。
簡単に言うと、勝つまで倍賭けするという、古くから伝わる有名なギャンブルの賭け方です。
「必勝法」といわれていますが、本当でしょうか。
ルーレットの偶数か奇数かにかけ続けます。
便宜、ルーレットには「0」(ヨーロッパのカジノ=モンテカルロ方式)がない、または、「0」「00」(ラスベガス方式)がないと仮定します。「0」や「00」は親の総取りとなりますから。
負けるとゼロで、勝つと掛金が2倍になります。
そこで最初に1万円賭け、勝てば降りて1万円の得で、勝てばそこで終了します。
負ければ次に2万円賭けます。2万円の時点で勝てば4万円返ってきますが、今まで1+2=3万円賭けたので、やはり1万円の得となり、そこで終了します。
負ければ次に4万円賭けます。今までの掛け金1+2+4=7万円に対して8万円、やはり1万円の得となり、そこで終了します。
このようにして、勝つまで続ければ、必ず1万円勝てるという方法です。
もっとも、1回でもうかる金額を1万円とすると、何回何回ももカジノに通わなければなりません。
時間と交通費の方が無駄になりそうです。
1024万円儲けようとすると、1024回勝逃げする必要があります。
1024(2^10)回カジノに通えば、1回につき1024万円賭けなければならない事態が起こりえます。
あんまり、得策ではなさそうです。
といいますか、ルーレットでも何でも、カジノには、掛金制限があり、1024万円も賭けさせてくれません。
掛け金制限にあたって、負けということにもなりかねませんね。
そこで終わりです。
また、某大手製紙会社の御曹司が証明するとおり、誰も無制限にお金はありませんから、カジノで勝とうということは考えない方がいいでしょう。