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平成２５年４月８日、アメリカ法人の旅行サイト「エクスペディア」が、他の旅行サイトよりホテルの販売価格が高かった場合に差額を返金する「最低価格保証」を日本国内のホテルでも始めたと発表しました。

　日本のホテルを対象にした最低価格保証は国内外のサイトで初めてのことです。

　日本では「楽天トラベル」「るるぶトラベル」「じゃらんnet」などのシェアが高かったのですが、エクスペディアの「最低価格保証」で価格競争が激化する可能性が全くないとは言えません。

　少し前に「最低価格保証」というコラムを書きました。

　ホテル予約サイトなどで、他ホテル予約サイトより高かった場合は、差額（＋α）を返金するという「制度」です。

　まず、当該サイトで予約をしなければなりません。
　その後、「同じホテル」の「同じ条件の部屋」が、「朝食夕食のあるなし」「先払いでキャンセル不可か、チェックイン時に決済一定期間までなら解約無料」など、諸条件が同一のサイトを見つけなければなりません。

　人の性格によりますが、いったん購入したものについて、他の店のものは見ない主義か、他の店のものを見る主義かによって異なります。
　そんな、時間に余裕があるかどうかもわかりません。

　普通、マメな人は、あるホテルを予約しようとする場合、複数のサイトを比較して、予約しますから（中には、複数のサイトの比較をしてくれるサイトもあります）、わざわざ、高いところで予約し、あとで、差額を求めるという手数などはかけないものです。

　なお、こうした批判があることを考慮してか、「エクスペディア」のサイトでは、５０００円をプラスするとの広告がなされています。