2014年バックナンバー
みんなで防ごう高齢者詐欺
「政府広報・みんなで防ごう高齢者詐欺」というホームページがありました。
「高齢者の被害の実態」を見ましょう。
高齢者の消費者被害がここまで増えた要因に「電話勧誘販売」に関する消費生活相談の増加があります。
平成16年度から平成25年度までの10年間の消費生活相談の内容を見てみると、「訪問販売」に関する相談の割合は減少傾向にある一方で、「電話勧誘販売」に関する相談の割合は、平成16年度には6.4%であったのが、平成25年度には23.9%まで増加しています。
この背景としては、電話勧誘による「健康食品の送り付け商法」の被害が増えたことや、いわゆる「劇場型勧誘」の被害が依然として多いことなどがあります。
「カタカナの名前、電話帳から削除を...詐欺防止で 過去最悪のペースで被害が続く特殊詐欺」
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その多くは、突然かかる1本の電話から始まる。架空の話を何度も聞かされ、1億円以上をだまし取られたお年寄りも。警察は、高齢者に多い名前を電話帳から削除したり、詐欺グループからの電話を警告する最新機器を配布したりするなど、被害防止に懸命となっている。
同様の被害を食い止めようと、宮崎県警は一人暮らしの高齢者宅を中心に戸別訪問し、電話帳から名前を削除するよう勧めた。過去に摘発した特殊詐欺事件で、犯人が「電話帳から高齢者らしい名前の番号を見つけて電話した」と供述したことから発案。
大分県警ははがき作戦を展開。「ハナ」「キク」といったカタカナ表記や、末尾が「枝」「代」「江」など高齢者に多い名前の人にはがきを送り、削除を呼び掛けている
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男性の「名」は、あまり、時代に影響にされません。
私の「佳樹」という名前は、最近流行の「キラキラネーム」には勝てませんが、今でも通用しそうです。
名前として、「西野」=「西の野原」の姓ということで、「直樹」=「まっすぐな樹」、「佳樹」=「美しい樹」などが候補としてあがったそうですが、「西野」の画数との関係で、「佳樹」となったと聞いています。
私の大学時代の憲法の教授(故人)の氏名は「小林直樹」ですから、「○樹」という名前は、戦前からあった名前ですね。
女性の「名」は、わりと、時代に影響にされます。
「ハナ」「キク」といったカタカナ表記は、間違いなく、私より一世代前です。
末尾が「枝」「代」「江」などが高齢者に多い名前といわれると「むかっと」する女性もいるでしょう。
同世代にも、私より若い人にも結構います。
私の世代なら「子」がつく名前が圧倒的でした。
「生まれ年別名前ベスト10(女の子)」の1955年(昭和30年)の欄をみればベストテン全員に「子」がつきます。
「香織」「美保」などの「子」のつかない名前は、「バーかキャバレーのホステスの名前か」「今はいいが、おばあちゃんになったらどうするつもりか」などといわれたものです。
昭和60年の10位に入った「裕子」を最後に、それ以後は「子」の字がつく名前がベスト10に入ったことはないそうです。
そのうち「子」のつく名前は、「高齢者」とみられ、ターゲットになる時代が来るかもしれません。
実際、若い人の名に、「子」のつく名前は少ないですね。