本文へ移動

2014年バックナンバー

2回試験合格発表

最高裁判所は、平成26年12月16日、司法試験に合格し、修習を終えた2015人を対象にした卒業試験(いわゆる2回試験)に、1973人が合格したと発表しました。

 不合格者は42人で、受験者に占める割合は約2.1%で前年から横ばいでした。
 2.1%といっても、何回も不合格になる受験者(昨年や一昨年に不合格になった人)がいますから、はじめて受ける受験生の不合格率は高くありません。


 合格者は、平成26年12月17日に司法修習を終えます。

 単位弁護士会によって異なりますが、その翌々日が、一斉登録日です。

 弁護士会は、弁護士有資格者(司法修習生で2回試験に合格したもの。裁判官・検察官退官者など)の資格審査を受けて登録しなければ弁護士の仕事はできません。

 弁護士名簿に登録するには、入会しようとする地域の弁護士会を経て、日弁連に登録請求することになります。

 基本的に、司法修習生で2回試験に合格して、すぐに弁護士会入会審査をしたものは、弁護士会が入会を拒否することはなく、全員が、弁護士となれます。

 「弁護士の資格・登録」

 今年の合格者は、一斉登録が何人になるわかりません。

 昨年は、日弁連新聞平成26年1月号によりますと、66期司法修習生(今回は67期です)の弁護士一斉登録者数は1286人、未登録者数570人でした。

 未登録者数が、結構、多いですね。

 未登録者には、来年1月に登録するという人もいます。
 どうせ、今年働けるのは、平成26年12月22日と、24日から26日の4日間だけだから、来年1月に登録するようにという事務所もあるらしいです。
 もっとも、経歴を書くとき、登録年が平成26年と27年どちらかというと、早い方がいいに決まっています。

 未登録者のうちには、就職が決まらず、自宅などで即時独立するという人もいます。
 登録をする人もいるでしょうし、登録は来年以降という人もいるでしょう。

 就職活動を続ける人もいます。
 結局、就職先がなく、弁護士にならない人もいます。

 一斉登録できる人は、ある意味「勝ち組」ということになります。

 晴れて弁護士になられる方の、ご活躍を祈念しております。
TOPへ戻る