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2014年バックナンバー

ドル高円安

1米ドルが、120円まで上昇しました。

 第2次大戦後1ドル=360円の固定相場制が続き、昭和46年12月のスミソニアン協定で1ドル=308円への切り上げを経て、昭和48年2月に変動相場制へと移行しました。

 私がドイツに留学していた昭和57年から昭和59年は、1ドル220円から1ドル260円くらいでした。
 もっとも、私にとって、ドル円は関係なく、マルク円のみが関心事でした。
 2年間のドイツ留学中のマルクを、1年目までに両替済みだったので、留学2年目からは、マルク円は関係なくなりました。
 1年目までに両替したのは、ソ連が東ドイツにSS20というミサイルを配置し、アメリカが、西ドイツにパーシングⅡミサイルを配置するなど、東西が緊張し、マルク安になったこと、在外勤務手当が1日1万円もらえ、留学1年目で2年分の生活費がまかなえることになり、留学2年目の報酬と在外勤務手当は、第一勧銀(現・みずほ銀行)の預金口座に振込まれたままになっていたからです。

 留学最後の1か月は、アメリカとカナダに1か月旅行していましたが、ニューヨークのホテル(ホリデーイン)の朝食が3000円で、腰を抜かすくらい、ドルは高かったです。
 ちなみに、米ドルとカナダドルは、マルクから、トラベラーズチェックに両替していますから、ドル円を考える必要はありませんでした。

 あとは、チャートのとおりです。
 あまり、ドル円のレートに関心がなくなりました。

 平成7年4月には一時79円70銭台の史上最安値(円高)を更新しています。

 平成2年ころにはブルがはじけ、日本はデフレ経済に突入し、民主党政権時代に超円高・株価安(1ドル78円くらい、株価8400円くらい)で経済はさらに後退しました。
 日本経済は、最悪の時代でした。

 今のドル円と株価からは信じられないくらいです。

 ただ、株価が上がって損をする人はいませんが、ドル高円安も、いきすぎると、問題が生じます。

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