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2014年バックナンバー

無人販売所

田舎に行くと野菜・果物の「無人販売所」を見かけます。

 地元の農家で採れた野菜・果物が並べられ「この中にお金を入れて下さい」と書かれた、箱や缶が置いてあります。

 私の本籍地の田舎などにもあります。

 一つ間違えば、野菜・果物とお金の両方とも盗まれそうな気持します。
 箱や缶に鍵をかけていても、箱や缶ごと盗まれたら終わりです。

 日本にはありますが、他の国にはあるでしょうか。


 日本より、よく見かけるのは、ニュージーランドです。
 「honesty box」と呼ばれます。
 日本の7割程度の面積に、450万人の人口の国です。
 日本は、田舎に行かないと見かけないですが、ニュージーランドは、国道に、野菜・果物の無人販売所があります。
 国道といっても、日本とは全く異なり閑散としているところが多いです。
 英連邦の国で、本家のイギリスにもあるそうです。


 私が留学していたドイツにもありました。
「Kasse des Vertrauens」(直訳「信頼の売場」)といい、本当の「ど田舎」にいかないとありません。

 日本に限った習慣ではありません。
 もともと、自分ところで消費できず、出荷も割に合わない野菜・果物ですから、原材料費は、実質ただでしょう。
 代金を取られると痛いですね。
 もっとも、売主が、事前に「おつり」を置いておくわけではありませんから、被害は、しょせん、出荷しない野菜・果物だけです。


 びっくりしたのは、韓国の済州島にあったことです。

 「ウェドルゲ」という名所で、波間にそそり立つ20mの岩がよくみえるポイントで、チャングムの誓いのロケ地もなったところですが、途中の道に、みかん1袋1000ウォン(108円)で、無人販売していました。

 私は、どこかに、監視カメラがあるのではと見回しましたが、みつかりませんでした。
 ただ、あると思います。
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