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2014年バックナンバー

ベルリンの壁

平成26年11月9日、東西冷戦の象徴だった「ベルリンの壁」の崩壊25周年式典が開催されました。

 ベルリン中心部、かつて壁があった場所に光る風船を並べるイベント「光の国境」が設置されました。発光ダイオード(LED)で白色に輝く風船約8000個が、15キロメートルにわたって市内を彩り、式典で、1つ1つ放たれました。
 ちなみに「壁」は43キロメートルありました。

 日本人なら、式典は、10周年、20周年、30周年、40周年、50周年が「きりがいい」と考えがちですが、ヨーロッパ人の人たちは「4分の1」(ドイツ語なら「Viertel」)をきりのいい数字と考え、100年の4分の1である「25周年」を盛大に祝いました。

 ベルリンの壁は、1961年8月13日に建設が始まりました。
 「東西冷戦」「越えられない物」「変えられない物」の象徴でしたね。

 「ベルリンの壁」をご覧ください。

 ベルリンの壁を越えようとして殺された人もいました。

 平成元年(1989年)11月9日、ベルリンの壁が解放され、翌平成元年(1989年)11月10日どこからともなくハンマーやつるはし、建設機械が持ち出され、「ベルリン市民」は、それらで壁の破壊作業を始めました。


 いまでも「本物」の「ベルリンの壁」の「破片」として、露天商が販売しています。

 もっとも、ベルリンの壁の材料には大量のアスベストが使用されていました。

 ベルリンの壁の材料には大量のアスベストが含まれていることが知られていなかったため、無数の観光業者により無断掘削・販売が行われました。

 ベルリン土産に購入した人もいるでしょう。

 しかし、本物の「ベルリンの壁」の「破片」は、アスベストを含んでいますから危険です。
 たいていの土産物の「ベルリンの壁」の「破片」には、アスベストが含まれていません。偽物ですから。

 あなたなら、どちらが欲しいですか。

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